今日は春分の日で、春和やかなればいいところ未明にすごい風が吹き、千葉県は相当風当たりが強かったとの報道がありました。私の滞在地の武蔵野一帯もひどい雨風でした。中央線は大幅に遅れ、羽田空港ではほとんどがキャンセルで新幹線は満員と聞きました。
大荒れの一日が済み、香りのよいコーヒーのお店があると聞き、早速おとずれてみました。トチの樹の幹の中心部を縦に切り、テーブルにし、そのテーブルの中央近くに虫食いにやられた穴が黒く、大きくて、覗き込めば床が見えるとおもいます。このテーブルは虫食いの樹を有意義に使われたのであって、贅沢な使い方ではないとおもいます。このテーブルの上には国内産のクルミが置いてあり、お客は自分でクルミ割りをして食べていいのです。写真にあるキノコ型のふくらんだところに丸い窓があり、クルミを入れて、傘の部分を廻せば軸がクルミを圧し割ります。この小さい窓に黒い鳥をとまらせたのは私です。この鳥はお勘定を覚えていて、客は帰りがけに、レジで何円かを知ることができます。この店のコーヒーはほんのりとクルミのかおりがします。ケーキなどコーヒーにとても良く合う素敵な友があります。
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