サネカヅラ

• サネカズラが大きく、赤くなって垣根の茂みの隙間から顔をちらつかせています。お正月が近づくと百人一首のことが頭に浮かびます。サネカヅラを使った一首では、「なにしをば逢坂山のさねかづら人にしられでくるよしもがな」というのがありますが、実際の取り札には、濁点がついていませんので、私は小学１年生のとき、「---人に知られてくる----」とおぼえていましたら、６年生の姉が「人に知られ」たら大変だよ、と教えてくれました。だったら、カードになぜ「ひとにしられで- - -」とかいてないの？と執拗にたずねた事があります。
   

Comments

[投稿情報: keiko_miwaku]

逢坂は、実家に車で帰るときには必ず通る道です。蝉丸の歌にも詠まれていますよね。「ちはやふる」というアニメを見ていたんですが、そのお話は競技カルタのお話で、近江神宮のかるた会が頻繁に出てきます。地元の京阪電車では「ちはやふる」の絵が入った、とても可愛らしい電車も走っています。その電車の中にはいっぱい百人一首の札が描かれていて、とても面白いです。
さねかずらのお花は初めて拝見しました。つたで伸びていくんですね。とても美しい赤です。

[投稿情報: Jodie]

関門の　渡瀬を見下ろす　さねかづら
　　　　　人に知られで　朽ち果てるかな

[投稿情報: keiko_miwaku]

おおっ!すごいですっ、良い句です。人知れずであろうとも、自然のままに、そのままに、ですね。