団地の角に交番があり、その交番の角を渡りますと20本以上の太い桜並木がありますので、もう咲き始めたかなと思って昨日観にいきましたが、まったく小さなかたいつぼみだけでした。帰りがけに交番のある角からアカシア通りを歩きましたら、一本だけりっぱに咲いていました!!! ケヤキの木々の間の狭いところで遠慮がちに低く枝をはわせて咲いていました。往きにもちらっと見た木ですが、太い桜並木の方に期待をかけていましたので、問題にしませんでした。「ごめんね」といって写真を撮らせてもらいました。
今朝、家の周りを掃いていましたら、おとなり様がいいお話しを聴かせて下さいました。昨日、スーパーで買い物をしてレジの列に並んでいたら、同じく並んで居たおばちゃんが、「一つ選んだものを置き忘れたので、取って来て直ぐに戻るので宜敷ね・・・」と言って、ワインの瓶をかかえて駆け戻って来て、そのワインが大切なわけを話してくれたそうです。自分の娘の夫にあげたいからということです。ところがその娘はもう亡くなっているのですが、その娘の夫は今も尚、そしてこれからもずっと、このおばちゃんの一生を大切にしてくれる方だと聴いたのです。
1本桜を観た私も幸せでしたが、おとなり様も一本桜ならぬ、数少ない一本男の優しくて心あたたまるお話しをおばちゃんから聴いて、帰り道、車の中で涙がにじみ出たと私に話して下さいました。
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