アメリカ人の先生達を招いて日本の伝統的なお茶会をひらきました。普段は「行間の意味を知る」というテーマで英語のお話を読むのですが、今日で2008年度の最後の教室を締めくくるために、クラスのメンバーの一人がお茶の先生ですから、この先生のお茶室でこの先生のお茶をいただきます。お茶の点て方や賞味の仕方にも行間の意味を含む場合が大いにあります。これを茶会のあとで昼食を頂きながら茶道に於ける行間の意味を考えて見ます。
おうすにお茶菓子はお雛さま、菜の花いろのおせんべいと、濃い緑のぜんまいをイメージさせるお菓子でした。床の間にかかっている書「梅花呈秀色」では、梅の花が、寒さに耐えていることも顔に出さず、出来るだけ永く柔らかい美しさを持ち続けていて、人間で言えば「大人の花」とでも言いましょうか、すばらしい花ですね。掛け軸の書の真ん中の字は、「星」ではなくて「呈」であることを教えて下さったのは、お茶席におられたARS梅光のメンバーのSさんでした。私はARSのみなさんがとても学ぶことに一生懸命であることを非常にうれしく思いますし、私自身も教わることが多いので幸せです。
お弁当も春を思わせるちらし寿司でした。
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